1日の1/3以上を過ごす職場。出来るだけ気持ちよく働きたいですよね。
職場環境が合わないと毎日ツラいしストレスもたまります。
かといって安易に転職した結果、新しい職場も合わなくて困った。こんな経験をした方も多いはず。
労力をかけて転職した結果「こんなはずじゃなかった」と後悔したくないですね。
なんで転職を失敗しちゃうの?
その理由は転職エージェントなど他者に任せっきりにして、事前準備を自分でしっかり行わないからです。
この記事では、転職で失敗しないために必要な事前準備を3ステップで解説しています。
- 自分の価値観にあった働き方を考える
- 情報を集めて相場観を磨く
- 面接や交渉の準備をする
この記事を読むだけで、失敗しない転職活動に限りなく近づきます。
転職だけでなく現職での働き方にも活かせる内容になっているので、現在転職を考えていない方もぜひ最後まで読んでください。
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【ステップ1】自分の価値観にあった働き方を考える
転職で失敗する最大の要因は、自分自身の人生の価値観が定まっていないからです。
働くうえで重要となるポイントは、以下のようにたくさんあります。
- 年収
- 研修制度
- 福利厚生
- キャリアアップ
- ワークライフバランス
- 転勤の有無などなど
理想の働き方が分からないと、転職活動のときに「高収入」とか「ワークライフバランス」などの耳障りのよい言葉にやられてしまい、転職後に「これじゃなかった」と感じてしまいます。
自己分析は転職成功のための土台。
まずは自分の価値観を見直し、自分が何を求めているのか、どんな働き方をしたいのか、どのようなスキルを磨きたいのかなどを明確にしましょう。
具体的なポイントは以下の2点です。
- キャリアを含めた人生目標の明確化
- 現在の状況確認(職場・スキル)
頭の中だけで考えるのでなく、紙に書いたり誰かに相談するなどアウトプットしながら整理してください。
1. キャリアを含めた人生目標の明確化
プライベートも含めた自分のキャリア目標を明確にしましょう。
どのようなスキルや経験を積みたいのかはもちろん、出世や独立まで視野に入れた理想の仕事と家庭のバランスも意識してください。
薬剤師は現場に少しでも関わっていれば正社員として復帰しやすい職種です。
子供が小さいうちはパートで家族との時間を大切にして、大きくなったらまた正社員として勤務。
こんな考えだっていいんです。
実際に家族や自分の自由な時間を求めて正社員から週4派遣に転職された方も知っています↓
【実例インタビュー】ママ薬剤師が正社員から週4派遣になって変わったこと【仕事・プライベート】
「自分の理想の生活はなんなのか?」を今一度考えてみましょう。
2. 現状確認(職場・スキル)
目標が明確になったら、現在の職場環境や自分自身のスキルを客観的に評価しましょう。
- 職場の何に満足していないのか?
- 反対にどんな所は満足しているのか?
- 自分にはどんなスキルがあるのか?
- どんなスキルが足りないのか?
足元の確認とスキルの棚卸しが大切です。
もしかすると、店舗移動さえできれば転職する必要すら無いのかもしれません。
転職希望者の目線で客観的に自分の会社を見つめなおしてみてください。
目標と土台の確認が大事なんだね。
【ステップ2】時間的な余裕を持ちつつ情報を集める
【ステップ1】で自分自身の目標と土台を考えたら、次は情報収集です。
転職サイトの情報には、以下のような項目が載っています。
- 薬剤師数
- 処方応需枚数
- 科目
- 有給消化率
- 手当および補助
- 研修制度
- 勤務時間
- 残業の有無
- 福利厚生
- 転勤の有無
- 昇給率
- キャリアアップの可能性
- 仕事内容
【ステップ1】で行った自己分析をもとに、重要視しているポイントをメインに調べてみましょう。
「高年収」につられて求めていない長時間労働をしてしまったり、かなり遠くの店舗へ転勤を命じられたりする可能性も考慮してください。
全国展開している薬局は転勤のリスクに注意が必要ですね。
転職先の情報収集と合わせて、自社の就業規則や風習など確認することも大事です。
とくに以下の点は把握しておきましょう。
- 退職金は何年働けば出るのか?
- 退職のためには何日前に会社に報告しないといけないか?
- 最後にまとめて有給を使わせてくれるのか?
有給をまとめて使えないなら、徐々に減らしておかないとね。
知っているかどうかでその後の戦略は大きく変わります。焦らず行動しましょう。
今の職場がブラックでツラくても焦らない方がいいの?
精神を病むような状況の場合は即刻辞めた方がいいです。
ただし、慌てて再就職しても次の職場で同じ結果になってしまう可能性があります。
自己都合退職の場合、失業保険の支給まで2か月程度かかりますが、失業手当の見直しが検討され、今後は早期に失業給付を受けられるようになるかもしれません。
他にも教育訓練給付金などもあるので、求職者が使える制度はなんでも使って前向きに行動しましょう。
失業手当とか教育訓練給付金とか難しい単語出てきたよ~
これらの制度はファイナンシャルプランナー(FP)の試験勉強で網羅的に学べます。興味のある方はこちらの記事も参考に↓
ある程度定まったら転職エージェントに相談するタイミングです。
転職エージェントは、求人数が豊富で時間外でも親身に対応してくれる「セルワーク薬剤師」をおすすめします。
詳細はこちらの記事にまとめてあります。
【直接聞いた】転職サイト「セルワーク薬剤師」の強みとは?口コミも調べました!【ステップ3】面接と交渉の準備をしておく
【ステップ1】で自分自身の価値観と現状を理解し、【ステップ2】で相場観を鍛えることができました。
いよいよ本番(転職)にむけての準備です。
自分を高く評価してもらえるようきっちり準備を整えて、好条件で転職できるようにしましょう。
重要なポイントは以下の3つです。
- 履歴書・面接でのアピール内容充実
- 希望企業について調査
- win-winになるような条件交渉
ひとつずつ解説します。
履歴書・面接でのアピール内容充実
当たり前のことですが、履歴書にあなたのスキルや経験をちゃんと記載してください。コツは実績や利益とからめて具体的な内容を書くことです。
企業があなたの第一印象を決めるのは、面接時ではなく履歴書を見た時です。
遠慮や謙遜してしまうのはもったいない。履歴書に書くことで面接時にも話題として取り上げやすく、会話が盛り上がるきっかけになります。
今の時代webスキルをアピールしても良いかもしれませんね。
履歴書とともに、職務経歴書も重要な項目の一つです。ひこたろうさんの以下の記事が具体例もあり分かりやすかったので、書き方に悩んだら参考にしてみてください。
【病院転職向け】職務経歴書ってどう書くの?例文付きで解説!(ひこたろう×薬剤師×転職)
希望企業について調査
【ステップ2】でも少し触れましたが、情報収集は大事です。
候補となる企業が絞れている場合、転職先のHpなど見て情報を詳しく調査しましょう。
企業の文化や価値観、収益、独自サービスなどに関する情報を把握しておくことで、面接での質問や意見交換がより活発になり、相手に好印象を与えます。
ちゃんと調べてもらえたら企業だってうれしいよね!
とくに社長メッセージや企業理念はその会社の価値観そのものです。自分の価値観と合うかどうか判断しましょう。
条件交渉の戦略立て
希望条件や相場、相手側の市場価値を考慮し、交渉の戦略を立てましょう。【ステップ1】で考えた自分の価値観や将来のキャリアプランが活きてきます。
給与や福利厚生、勤務時間、店舗移動に関する条件など、自分にとって重要なポイントを明確にし、win-winの関係になるような条件を考えます。
交渉はした方がいいの?なんだか言いにくいよ~。
大変だけど、最初が肝心ですよ!
交渉のハードルって高いですよね。しかし、入社してからの待遇交渉の方が困難極まりないです。
入ってから不満が出てまた転職。
なんてことが無いように、入社する前のこのタイミングに全力を注ぎましょう!!
ただし、自分自身で直接交渉できるツワモノはごくわずかです。転職エージェントを活用して事前にある程度の交渉をしてもらうことをおすすめします。
僕は完全土日休み・家賃補助を交渉してもらいました。
面接の練習や履歴書などのチェックもしてくれるので、事前準備の総仕上げに活用できます。
転職エージェントの活用方法については、こちらの記事を参考にしてください。
転職エージェントを活用する5つのメリットとは?デメリットや事前準備も徹底解説【まとめ】どんな変化にも対応できるように事前準備をしておこう
この記事では、薬剤師が転職で失敗しないための行動を3ステップで解説しました。
- 【ステップ1】自己分析:自分のスキルや経験、興味関心を明確にする
- 【ステップ2】情報収集:時間に余裕をもち、転職先を調査する
- 【ステップ3】面接と交渉:履歴書を充実させ、win-winな交渉条件を考える
転職予定がない人も自己分析と情報収集は大切です。
自分の相場や不足している部分を理解して努力する方向性が分かれば、社内でのキャリアアップにつながります。
さらに、M&Aが活発な薬局業界ではいつ会社自体が変わるか分かりません。
僕の勤める会社も大手の傘下になりガラッと雰囲気が変わりました。
転職は新たな挑戦の一歩であり、人生においても大きな変化です。
しかし、転職にはリスクがありますが、転職活動にリスクはほとんどありません。
余裕があるときにこそしっかりと準備を整えて、焦らず行動しましょう!!
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突然失礼致しまします。
諸事情により転職を考えており現在退職希望を出す予定です。
勤務歴は病院10年、調剤薬局6年間です。
上司からのパワハラ発言で鬱状態です。
不妊治療もしており、お金もかかりますので、直ぐにでも復帰したいと思っています。
調剤薬局サイトではあまり中身が見えずエージェントに頼んで来週面談です。
近くに慢性期型の病院の求人が出ているんですが、流石に6年間ブランクがあると調剤薬局からの転職は難しいでしょうか?
宜しくお願いいたします。
おはようございます。
上司からのパワハラ辛いですね。
結論としてブランクがあっても転職は出来るかと思いますが、病院って規模や担当診療科でも覚えることが違うし、
6年のブランクがあると覚えなおすことも多いと聞きます。
そのため不妊治療をしながらでは肉体的にも精神的にも大変なのかな?
と感じます。
不妊治療していた友人(薬剤師)の話ではありますが、過酷な職場環境ではなかなか成功しなかったのに、
退職して落ち着いた途端子宝に恵まれ、今は2人の子どもがいます。
鬱状態ということですが、病院で診断は受けたのでしょうか?
もし診断を受けられたのであれば、傷病手当金などの活用を視野にいれてもいいかもしれません。
http://www.roudou110.jp/category/2054871.html
現在の資産やご主人の収入、毎月の固定費などが分からないと具体的なことは言えませんが、
今は正社員ではなくパートや派遣、専業主婦などでゆっくり過ごして頂くのが大切かなと思います。
欲しかった返答ではないかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
また、このブログ記事の下部に公式ラインへの案内を追記いたしました。
ブログへのお問い合わせだとパソコンが手元にないと返答に時間がかかる場合が多いため、
よろしかったら公式ラインからご返答頂けるとすぐに確認できますので、助かります!