閲覧いただきありがとうございます。管理人のヒューズです!
「自分の薬局を開きたい!!」
この夢を持っている薬剤師も多いはず!そして、今回の調剤報酬改定はその追い風になると考えています!
これからその理由を詳しく解説していきます。
自分もいつかは・・と思っている方、今ですよ!!この先の記事を読んで、行動にうつしましょう!
m3.comに無料登録で最大3000円相当もらえる!
薬剤師なら登録しないと損です!
- 最新医療ニュースが得られる
- m3でしか読めない限定コラム
- 薬剤師のコミュニティで交流できる
- 転職・開業など役立つ情報やサービスも提供
- 薬剤師のポイ活に最適!
本ページにはプロモーションが含まれています。
R4年調剤報酬改定について
さて、この記事を書いている時(令和4年3月20日)には、各薬局には「調剤報酬・改定資料集令和4年4月版」通称「白本」が届いているかと思います。さらに、今回は大幅な内容変更もあるため、いろんな会社が解説動画を流しています。
開局に興味があるほど向上心の高い薬剤師なら、内容はある程度把握しているかと思います。
- ポリファーマシー対策に本気をだしてきたな
- 服薬フォローなど、対人業務の比重が増えてきたな
- GE流通困難なこの状況で、90%以上とか無理でしょ!!
などなど、気になる点はいくつかあるかと思います。
しかし、今回の要点は調剤基本料と地域支援体制加算です。
それぞれについて確認していこうと思います。
調剤基本料の改定について
まずはこちらの画像をごらんください!
今回新たに、同一グループの店舗数が300以上ある薬局に対して、調剤基本料3にハが新設されました。
これによって、300店舗以上の大型チェーン薬局(大規模薬局)では、どんなに頑張っても調剤基本料1が取れず、42点→32点の10点が減算されるようになりました。仮に、月3000枚処方箋がくる薬局では
3000枚×減算分10点=3万点(30万円)の利益損失になります!
同じ仕事してても、薬剤師1人分くらいの稼ぎが減っている(泣)
この現象が複数の店舗で発生するって考えると、大規模薬局の幹部は、眠れぬ夜をすごしているかも・・
地域支援体制加算の改定について
こちらも、まずは厚生労働省の資料をご覧ください
赤丸と赤線で示してありますが、調剤基本料1以外の薬局では、地域支援体制加算3(17点)もしくは地域支援体制加算4(39点)が算定出来ます。しかし、4の39点はハードルがかなり高く、実質3の17点を算定する薬局が多いと思います。
赤線にも示してありますが、令和5年3月末で経過措置が切れてしまう為、令和5年4月からは減算になります。
39点→17点の22点減算扱いになります。これを先ほどと同様に月3000枚処方箋が来る薬局で考えると
3000枚×減算分22点=6.6万点(66万円)の利益損失になります!
同じ仕事してても、薬剤師2人分くらいの稼ぎが減っている(泣)
この現象が複数の店舗で発生するって考えると、大規模薬局の幹部は、眠れぬ夜をすごしているかも・・(2回目)
なぜ薬局を買うチャンスなのか?
上記2つの減算の結果、月3000枚クラスの薬局で、調剤基本料1と地域支援体制加算1を取得していた店舗は令和5年4月からは毎月100万円、年間で1200万円の収入減になります。
1200万・・同じ仕事してるのに・・
では、大規模薬局はどのように対策をとるのか?私見ではありますが、
- 300店舗前後の薬局は、300店舗以下にする
- 不採算店舗となった所は閉めてしまう
- 他のとれる加算を取りまくる!!めざせ地域支援体制加算4!!
- 調剤以外の部分(OTCや有料の栄養指導など)に力をいれる
などがあるかと思います。
つまり、大規模薬局は一部の店舗を手放す可能性が高いと想定しています。
しかも、大規模薬局では利益が少ない店舗でも、個人や小さなチェーン薬局なら十分利益が見込める可能性があります!なぜなら、売る側のデメリットである減算が、買う側には無いからです。
改定のたびに思うけど、2年おきに収入の根底が崩れるっておそろしい・・
まとめ
上記で説明した理由から、大規模薬局の一部の店舗では、大幅な収益減になります。それに伴って、店舗の整理を行うと考えています。
昨今の改定は大手に対して風当たりの強いものでしたが、今回も相当つらい内容です。
今まではM&Aなどを行い、地方の中小チェーン薬局を積極的に買収していたのに、皮肉な話です。
ただ、これから自分の薬局を開きたい人にはチャンスの改定です!
- M&Aの仲介を行っている業者と連絡をとる
- 地元にある大規模薬局で薬をもらい、加算を確認してみる
- 自己資金を貯めて、いつでも動けるように準備しておく
などの行動をしておくと良いかもしれないです。
経過措置もあるので、実際に売却するのは令和5年4月以降になるかもしれないですが、
今から動向をチェックして、すぐに対応できるように準備しておきましょう!!
来年には、あなたは薬局のオーナーかもしれないですね☆
それでは(^^)/